チャドクガによる湿疹はまだ完治とまでは行かないものの大分落ち着いてきた。5月8日に発症して3週間以上も痒い痒いとやっているうちに梅雨の季節が近づき、里山ではゼフィルスが飛ぶ頃となった。
そこで、ミドリシジミにはまだ少し早いとは思いつつハンノキ林の様子を見に行った。雲一つない快晴で条件は良くなかったが、下草で開翅する羽化したてのオスを一頭だけ見ることができた。接写レンズを使えるほどには寄れない場所だったのでズームレンズの望遠側で数カット撮影したが、すぐにハンノキの梢に舞い上がって行った。
少し離れた場所でのんびりお話している同目的と思われる2人連れの方々と話すと「早朝から探しているがこの辺りではまだミドリシジミは発生していないです」とのことだったので、撮影した画像を見せると大変驚き、今年も無事に発生して安心したと喜んでくれた。この二人連れの方々としばし歓談した後、アカシジミとの出会いを求めて別の場所に移動した。
移動先で野鳥の先生とそのお仲間に偶然お会いして歓談していると、アカシジミがちらちらと頭の上を超えて飛び去ったので、飛び去り先と思しき場所に行ったところ、幸いにもアカシジミを見付けた。少し開いた翅の内側の黒い紋が印象的だ。
里山は初夏から夏に変わりつつある。つい先日まで花をびっしり付けていたナツグミは実がすっかり大きくなり綺麗に色付いてきた。
ヤマグワの実は様々な色合いで楽しい。
ナンキンハゼの新鮮な葉は黄緑色と橙色で艶やかだ。
ウラギンシジミの夏型も沢山出てきた。
キマダラヒカゲは敏捷に飛び回ってはコナラの幹に止まる。
林縁ではアカショウマが花盛り。
麦畑ではコムギが熟して刈り取りを待っている。
足元に金属光沢のある小さな甲虫を見つけた。頭から胸にかけてピカピカに磨かれた金属でできているようだ。帰宅後調べると、ルイスオオゴミムシという種類らしい。
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