2024年7月23日火曜日

2024年7月13-19日 自宅、近所の緑地

猛烈な暑さが少しだけ収まった朝、窓の前の木にお腹が白い鳥が止まっていると妻が言う。見るとツミのようだ。すぐにカメラを取り出してベランダから撮影した。目が茶色いのでオスの成鳥のようだ。すっかりリラックスして羽繕いをしたり周囲をのんびり眺めたりしている。







ベランダの鉢植えのネムノキには様々な虫が来る。黄色っぽい小さな虫がネムノキの下を這い回っているのを見つけた。撮影してネットで調べたが、コメツキムシでもないし、ハムシでもないし、タマムシでもないし・・・。そこで、「ツマグロ」と「甲虫」というキーワードで検索したところ、「ツマグロツツカッコウムシ」(カッコウムシ科)に辿り着いた。ネムノキに付いたカイガラムシが落とす分泌物を舐めているらしい。

カッコウムシというのはこれまで知らなかった。ネットによれば、カッコウムシ科の幼虫は肉食で、成虫がハチの巣に産卵すると、孵化した幼虫がハチの幼虫を食べて巣を乗っ取ってしまうことが、カッコウ(郭公)の托卵を思わせるということで名付けられたという説が紹介されていた。

ネムノキの脇の窓ガラスにはキボシツツハムシが止まっていた。5mmに満たない小さな甲虫だが拡大するととても美しい。



壁面には触角が長いカミキリムシが止まっていた。マツノマダラカミキリという種類のようだ。複雑な模様が渋くて素敵だ。



緑地の草の葉に止まったハチを撮影した。オオハヤバチという種類でバッタ類の幼虫を狩るとのこと。なかなか精悍な構えだ。



クリの実はすっかり大きくなった。



ウドの花穂は立派だ。



クサギの花が咲き出した。蕾の色合いも可愛らしい。



雨上がりの朝、草に付いた雨粒が美しい。


 


2024年7月13日土曜日

2024年6月30日-7月3日 近所の緑地、里山

7月初旬だというのに猛烈な暑さだ。里山ではヤマユリが咲いた。野生のヤマユリは勢いがある。



タケニグサも咲いた。派手さは無いが蕾も花も実も味わいがあってこの季節らしさを感じる。



シオデの花は線香花火のようだ。



モッコクの花は厚みがある感じ。



キハダの実は熟すにつれて美しい青緑色に変わる。



ウラギンシジミが活発に飛び回る。オスの翅は開くと鮮やかな朱色が印象的。



ヒメウラナミジャノメの翅裏は素敵なデザイン。



ハラビロトンボ(メス)の腹はその名の通り太くて立派だ。



2種類のゾウムシを見た。まずはハスジカツオゾウムシ。カツオブシを思わせる色と模様。犬を思わせる表情。



次はオジロアシナガゾウムシ。体がボコボコしている。



2種類のツリアブを見た。まずはコウヤツリアブ。幼虫はハチに寄生するとのこと。



次はクロバネツリアブ。前種と同じツリアブ科だが本種の幼虫は蜜や花粉を食べる。



更にアブをもう一種。オオハナアブ。写真でははっきりわからないが目の縞模様がカッコいい。