見てみたいと思っていたマスダクロホシタマムシを観察できた。ヒノキやスギを食べるということなので、これまで針葉樹のある場所を中心に探していたのだが、針葉樹のない近所の緑地を散歩していたら、ヌルデの葉上の小さな甲虫に気付いた。長さ1cm足らずととても小さく緑色の光沢と黒い斑点がある。もしやと思って撮影した。調べると「ハゼノキやヌルデの葉を後食する」ということで、ヌルデの葉上で見つけたことも納得できた。忙しなく動き回る上に風が吹いていて撮影はなかなか大変だった。
この日は雨上がりで気温が低めだったためか様々な昆虫を見かけた。ラミーカミキリがヤマグワの葉にいた。涼し気な美しいカミキリムシだ。
ササの葉にはナガゴマフカミキリがいた。渋い色調だが立派な触角。
やはりササの葉にはキマダラカメムシ。複雑で素敵な模様だ。
キマダラ繋がりで交尾中のキマダラセセリ。
キイトトンボがひっそり止まっていた。近くに池はないのにどこから来たのだろう。
ニホンミツバチもじっとしていた。縫いぐるみのように可愛らしい。
アカマダラノメイガはネズミムギの穂にじっと止まっている。擬態しているように見える。自身もムギの穂になり切った気持ちでいるように見える。
ナワシロイチゴの実が赤く熟した。
ヤマモモの実もすっかり熟した。
アカメガシワは花の季節。雌雄異株で雄株と雌花で随分様子が違う。
雄花
雌株
派手なデザインのガガンボを建物の階段で見つけた。ホリカワクシヒゲガガンボという種類のようだ。
網戸の内側には小さな甲虫が。大きさは僅か2mmほど。調べるとチビハナゾウムシという種類のようだ。小さくても立派にゾウムシのフォルムだ。
ところで、久しぶりにゴマダラチョウを観察できた。以前は時々見かけたがここ数年は見かけることがなかった。再び数が増えてダイナミックな飛翔を見せて欲しいものだ。
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