2023年3月30日木曜日

2023年3月27-30日 近所の緑地、里山

里山は「山笑う」を実感する様子になった。ミズキは漢字で「水木」と書く通り、若葉が瑞々しい。



畑の脇に植えられたカリンが沢山の花を付けた。華やかな色合い。



ナツグミの花がひっそりと咲いていた。清楚な感じが好きだ。



ヤマボウシの花芽はバンザイをしている。



コナラの新芽は色合いが様々だ。この新芽は赤味があって美しい。



ケヤキは若葉と共に細かい花を付けた。



カツラは雄株と雌株がある。雄株の雄花は雄蕊がぎっしり。



雌株の雌花は赤くて細く蛇の舌のよう。



ヤマグワにも雄株と雌株がある。雄花は粒々。



雌花からは細い糸状の雌蕊が延びている。



オニグルミの芽は毛深くて迫力がある。



今年はニガイチゴが当り年のようだ。上品で好きな花の一つ。



ミツバアケビもあちこちで花を見かける。



水溜まりと言ってもよいような小さな池の畔の木にカワセミが止まっていた。


 

2023年3月23日木曜日

2023年3月19-23日 近所の緑地、里山

暖かい陽気が続き木々の芽吹きがどんどん進む。



ヤマザクラは花の盛り。



サルトリイバラの花と新芽は凝った図案のよう。



野山では種々のキイチゴが白い花を付ける。カジイチゴの花はシワシワしていてカジノキ(梶の木)のような大きな葉が特徴。



クサイチゴは丈が低い割には大きな花を付ける。



ニガイチゴは味わいある小さめの花。名前に反して実は甘い。



モミジイチゴは下向きに咲く。しなやかで優雅な感じ。



今年初めてアゲハに出会った。派手な模様もまだ冬枯れの草原に止まると回りに溶け込んでしまう。



ヒメアカタテハは越冬から覚めた。



ベニシジミも越冬明け。健気に頑張っている。



林の下でシュンランの花を見つけた。浅い緑色が素敵だ。



タチツボスミレが目立つようになった。



コナラの芽吹きは銀色で芸術的。



弱弱しく飛ぶ小さな蛾を見つけた。止まった姿は蚊のようにも見える。調べるとナカノホソトリバという種類のようだ。最近はこのような小さな虫にハマっている。



 

2023年3月16日木曜日

2023年3月11-15日 近所の緑地、里山

まだ3月半ばだというのに早くもサクラが開花した。早めの春はよいが、これが地球温暖化の影響だと思うと複雑な気持ちだ。

早咲きのサクラ(カワヅザクラか?)は満開だ。



公園のハクモンクレンも花盛り。



スモモは可憐な花を一杯に付けている。



冬の間ずっと葉を落とさずにいたヤマコウバシには元気な芽が。



ヒサカキの小さな花もよく見るとなかなかの味わい。



アカシデの芽吹きはなかなか美しい。



近縁のイヌシデは色合いも雰囲気も異なる。



里山の林の中ではコブシが花盛り。



キブシも一斉に咲き出した。簾をかけたようだ。



キブシの花にビロードツリアブが吸蜜に訪れた。見事なホバリングだ。写真を見ると、6本の足のうちの4本は前に揃え、2本は後ろに延ばしている。



木肌の美しいアオハダの枝からはこれまた美しい若葉が延びてきた。



林の下にはヨゴレネコノメの花が咲いた。こんなに可愛らしい花なのに「ヨゴレ」とはちょっとかわいそう。



ニガイチゴは蕾が目立つようになってきた。花が咲くのが楽しみだ。


 

2023年3月9日木曜日

2023年3月1-8日 近所の緑地、里山

3月になって急に気温が上がり、生き物の活動がいきなり活発になった。これまで藪の中で笹鳴きが聞こえるだけで姿を見せなかったウグイスが木の枝に止まって囀るようになった。

ウグイスを近くで撮影するのはなかなか難しいが、幸運にも近くの枝に止まって囀るウグイスを撮影できた。


上方で「ジュイーン」と鳴く声の方を見上げると、電線にカワラヒワが止まっていた。


林の縁にはこのところいつも見掛けるシロハラがこの日も姿を見せてくれた。


ツグミは林の下に隠れたつもり。胸と背中の鱗模様が素晴らしい。シロハラもツグミももう暫くすると北に帰るのだろう。



暖かさに誘われて越冬していた蝶も一斉に活動を再開。キタテハは無心にオオイヌノフグリの花で吸蜜中。



テングチョウは林の縁を飛び回る。



綿毛だけだったフリソデヤナギの蕾はすっかり咲いて雄蕊の花粉が目立つ。



オノエヤナギも一斉に花を咲かせた。



色々な木も急に芽吹き出した。クロモジは形も色も美しい。



カジイチゴは残った葉の付け根から元気な芽を出した。



林の下ではノシランの実が宝石のよう。



クサソテツの芽は生命力を感じさせる。