2022年11月26日土曜日

2022年11月19-21日 近所の緑地、里山

アカタテハの美しい個体をゆっくり撮影する機会に恵まれた。アカタテハは珍しい蝶ではないが、結構敏感でなかなかゆっくり撮影させてもらえない。しかしこの日は、林の中にぽっかりとできた日溜りが気に入ったとみえて、幾度となく飛びたってもまた戻ってきてくれた。


翅を閉じると裏の模様が複雑なモザイクのようで素敵だ。


林の中の道端で植物観察会の方々がサガミランを熱心に観察しているところに巡り合って相伴することができた。お会いしなければ気付かずに通り過ぎてしまっていただろう。サガミランはマヤランの白色種とのことだが気品は優っているように思う。


キチジョウソウは立派な実を付けた。なかなか美しい色合いだ。


湿った泥の斜面でツチグリを見つけた。二つのツチグリが押し合い圧し合いしているようで微笑ましい。それにしてもキノコには見えない。


リンドウは終盤になった。枯れかかった葉も趣がある。


ノササゲは鞘がはじけて実が現れた。今年はノササゲを見る機会が少なかったように思う。


クロモジは黄葉の中から立派な冬芽を突き出している。


イイギリはあっさりした黄葉の中に真っ赤な実が目立つ。


マユミの実が豊作だ。


アカシデの紅葉は上品な色合い。



2022年11月19日土曜日

2022年11月12-13日 草津温泉一泊旅行

息子夫婦から一泊旅行に招待された。11月12日(土)は、岩櫃城址、八ッ場ダム、太子駅跡を経由して草津温泉に一泊し、13日(日)は、榛名神社、富岡製糸場、貫前神社を経由して帰宅するという計画。

12日は朝5時半に自宅発。府中にある息子夫婦宅経由で、中央道、圏央道、関越道と通り東吾妻町の岩櫃山登山口に到着したのは9時半頃。辿った順序は異なるが、山麓から見た迫力ある岩櫃山の岩峰をまず掲載。紅葉真っ盛。


登山口から岩櫃城本丸跡まで植物や空堀などをゆっくり観察しながら登る。往時が偲ばれる雰囲気だ。


マムシグサの真っ赤に熟した実が目立つ。実の赤さと実が抜け落ちた後の黒の対比がすごい。


ヤマアジサイはドライフラワーになっている。ガクの赤紫と黄葉した葉の対比がよい。


黄橙に黄葉しているのはウリハカエデだろうか。


林の下にはモミジガサが咲いている。


次の目的は八ッ場ダム。満々と水をたたえている。


終盤に差し掛かった紅葉の渓谷は南画の世界のようだ。


草津温泉への途中、廃線になった吾妻線支線終点の太子駅に立ち寄った。群馬鉄山で掘り出された鉱石の積込み施設の遺構が紅葉に囲まれて印象的だ。


草津温泉に到着後、有名な湯畑を見学。人の多さにびっくり。


翌朝、天気予報は曇りのち雨だったが、日差しもありまあまあの空模様。


榛名神社に到着。宿坊が立ち並ぶ立派な門前町から渓流に沿って参道を登る。オオモミジの紅葉が美しい。


参拝後、富岡製糸場、貫前神社を経由して帰宅した。心配していた天気も上々で暖かく、真っ盛りの紅葉を十分に楽しめた。 

2022年11月11日金曜日

2022年11月8日 皆既月食+天王星食

皆既月食と天王星食が同時に起こる442年ぶりの天体ショーをベランダで楽しんだ。皆既月食だけでもと思い撮影してみたら天王星食も写っていた。時間の経過と共に月食の月の背後に隠れていく様子がわかる。天王星はとても小さいので矢印で示した。なかなか神秘的で興奮した。

19時39分


 

20時07分



20時35分



20時43分



20時44分



20時46分




8月30日の記事に載せたハラビロカマキリのこと

8/30に我家のベランダのネムノキで脱皮して成虫になったハラビロ君(ニックネーム)は、それ以降もずっとネムノキに居続け、アオムシ(蛾の幼虫)、アリ、ハチ、カメムシなどを時折捕食していた。秋が深まって餌となる虫が少なくなっても一向にネムノキから離れようとしないので、どうする積りなのか心配していた。しかし、11/8の月食の翌々日の11/10にベランダから外の世界に無事羽ばたいて行った。実に2か月半近くも楽しませてもらったことになる。


2022年11月7日月曜日

2022年11月7日 緑道、里山、近所の緑地

秋が深まりリンドウが見事に咲いた。


傍らにはアキノキリンソウも咲いている。


ヒヨドリジョウゴの実は色付きが進んできた。


キンミズヒキの実が面白い形だ。色合いが淡く美しい。


水辺には見事なホトトギス。


ナワシログミは花にも葉裏にもソバカスのような斑点が目立つ。


見慣れない実を付けた木を見つけた。後で調べるとカクレミノという種類のようだ。


林の中でキチジョウソウを見つけた。近くで会った人の話では、花が咲くと幸せが訪れる縁起のよい植物とのこと。


林縁ではムラサキシジミが日向ぼっこをしている。姿がかわいい。


ジョウビタキが梢の先に止まって「ググ」っと鳴いている。


木々の紅葉・黄葉が進む。ナンキンハゼは赤く鮮やかだ。


あっさりした黄色はコブシ。


ヤマグワもあっさり系。


キブシは渋いが好きな色合いだ。


トチノキは形も葉脈も存在感がある。


ヌルデは渋い味わい。