2025年5月30日金曜日

2025年5月21-29日 近所の緑地、里山

1週間ほど気温が高い日が続いた後は気温が低めの日が続いて季節が逆戻りしたように感じる。そのせいか、普段はあまり翅を開くことのないルリシジミの開翅シーンを見ることができた。

オスの翅表は明るい空色でとても鮮やか。



メスの翅表は中央部が白っぽい水色でぼかしになっている。



28日と29日には今シーズン初めてゼフィルスを観察できた。今年も無事に発生してくれて嬉しい。

ミズイロオナガシジミ 道端の草にひっそりと止まっていた。



アカシジミ 林の下のススキの葉にひっそりと止まっていた。



林の縁ではサトキマダラヒカゲが元気に飛び回っている。翅裏の模様がとても複雑。



モンシロチョウも陽光が翅を透けるとなかなか魅力的。



美しいラミーカミキリが葉の上にじっと止まっていた。これはメスのようだ。



イボタの花に黒い大きなハチが来ていた。翅が赤く輝いて美しい。タイワンタケクマバチという外来種のようだ。



日本のクマバチはこれ。肢がフサフサの毛に覆われていて可愛らしい。



花を楽しませてもらっていた木々はすっかり実の時期になってきた。

アンズ 熟してアンズ色になるのが楽しみ。



カリン 面白い形。



ボケ 模様と色合いが魅力的。



ヤマザクラ 美味しそうに見えるが渋くて食べられない。



マユミ 熟して美しい色合いになるのが楽しみ。



ニワトコ 赤く色付いた。



草原ではアザミが目立つ。

ノアザミ



キツネアザミ



小さな流れの傍に咲いた美しい花はワスレナグサ?



ノビルの花は線香花火のよう。



朝の散歩の際に住宅街でハゼランを見つけた。いつも蕾なので調べてみると、午後3時頃に咲き始めるので三時花などとも呼ばれているとのこと。そこで、午後3時頃に花を見に行った。花と実の様子がなかなか素敵。



近くにはキキョウソウがひっそりと咲いていた。小さいがなかなか美しい。



2025年5月21日水曜日

2025年5月10-18日 近所の緑地、里山

気温が高い日が多くなり虫に出会う機会が増えた。

前回はヒメウラナミジャノメの翅裏を載せたが、翅表もなかなか素敵だ。



コミスジは涼しげに飛んでは葉に止まる。よく観察すると、胴体にはタマムシのような光沢がある。



アカボシゴマダラはこの時期には白い部分が多く「アカボシ」は無い。



白い部分の大きさには個体差がある。因みに相国寺展に行った際に上野公園で撮影した個体は白い部分がより大きいようだ。



サルトリイバラの葉上にルリタテハの幼虫を見つけた。すごいトゲトゲだが触っても大丈夫(触らないけど)。



近くで葉が動いたと思ったらゾウムシが飛んできて止まったところだった。レンズを通してみると、ボコボコに多数の突起が生えていて恐竜のよう。後で調べると、マダラアシゾウムシという種類。確かに足にまだら模様はあるがボコボコの突起は名前には使われなかったようだ。



道端の草に止まった立派なバッタはツチイナゴ。鎧を着けているような姿だ。



大きな白い花穂をつけているのはオオバアサガラ。なかなか上品。



林縁にはオカタツナミソウが咲き出した。愉快な形と魅力的な色。



フタリシズカはひっそりと咲く。この写真では二人ではなく三人になっている。



ニシキウツギは、白、ピンク、あずき色の花を咲き分ける。



エゴノキは花盛り。



ヤマボウシはその名の通り木を覆うような姿。



ウグイスカグラは赤色の実を付けた。光が透けて美しい。種が見える。



ヤマグワは大豊作。黒く熟した実は甘くて美味しい。



イネ科はこの季節が花盛り。地味だがよく観察すると面白い。これはオオウシノケグサのようだ。



雨上がりに緑地を歩いたら、アケビにぶら下がった水滴が美しかった。



2025年5月11日日曜日

2025年4月26日-5月9日 近所の緑地、里山

出雲旅行を挟んで1週間ほど近所の緑地への散歩を休んでいる間に、昆虫の顔ぶれや植物の様子は大きく変化した

美しいカラスアゲハがノアザミで吸蜜していた。



ヒメウラナミジャノメが沢山飛んでいる。地味な色合いで見過ごしがちだが、翅裏のデザインは素敵だ。



里山の谷戸を歩いていたら、白い糸のようなものがヒラヒラしている。やっと止まったところを撮影したのがこれ。クロバネシロヒゲナガガという蛾の一種。その名の通りの姿だ。



谷戸の水路の近くで青くて美しいホソミイトトンボを見つけた。成虫で越冬してこの時期になるとこのような色合いに変化する。



因みに、昨年秋に撮影した越冬前の姿はこれ。同じ種類とは思えないような違いだ。



近くの葉の上で長さ1cmほどの小さなカミキリムシを見つけた。帰ってから調べるとヒトオビアラゲカミキリという初めて見た種類。



クヌギの幼木にオトシブミのゆりかごが多数。



ヒトツバタゴの花は純白。「ナンジャモンジャの木」の方が通りがよいかも。



ホオノキの花は大きくて豪華。



ハンショウヅルの花がひっそり咲いていた。美しい色だ。



マユミの花があちこちに咲いている。



ナツミカンの花が爽やかな香りを漂わせている。



オオモミジは立派な実を付けた。赤くて美しい。



スイカズラの花が沢山咲いた。辺りにはよい匂いが漂う。



つい最近まで盛んに花を咲かせていたクサイチゴは真っ赤な実になった。食べるとおいしい。



草地に黄色いミヤコグサの花がポツポツと咲いた。



ヤマボウシの花(正確には総苞)は優雅だ。



ミズキも花盛り。



ケヤキは小さな実を付けた。よく見ると面白い。