以前勤めていた会社で一緒に仕事をしたことがあるOさんから1週間ほど前に小石川植物園の散策に誘って頂いた。小石川植物園は初めて。Oさんご夫妻と茗荷谷駅から見事な花盛りの桜並木を歩く。大変な人出の中を歩くこと10分ほどで植物園に到着。歴史ある場所だけあって園内には巨木が生い茂る。
ここのソメイヨシノは、毎年選定されてしまう街中で見かけるものとは別種のように立派。
薬草園ではイカリソウが花盛り。
ゼンマイは生命力があふれる。
ヒメリンゴに似た可憐な花を咲かせている木があった。説明板には学名しか書かれていない。後で調べたらヒマラヤズミという日本名があるらしい。
イロハモミジも花の季節。びっしりと紅色の小さな花が下向きに付いていて葉の緑色と二段重ね。
モチノキの花は黄色いブラシのよう。
白いブラシのような花を付けている木はセイヨウバクチノキ(西洋博打の木)という名前。「博打の木」という名前の由来を調べたら、古くなった樹皮がうろこ状に剥がれ落ちて黄赤色の肌を曝すので、これを博打に負けて身ぐるみ剥がされた人の様子に例えて名付けられたとのこと。何だか変なネーミングだ。
下向きに房状の花をたくさん付けている大木はカジカエデ。
灌木の根元にヒメウズの花を見つけた。半開きの花が多いのに、ここの花は綺麗に開いている。とても小さい花だがなかなか格調が高い。
小さなスミレを熱心に撮影している人がいた。種類を尋ねるとツクシスミレで毎年ここで撮影されているとのこと。後で調べたら、ツクシスミレは九州西南部と沖縄にしか分布していない。ここのツクシスミレは栽培されているのではなく自然に発生したものとのこと。珍しいスミレを観察できてうれしかった。
園内の池ではコサギが食事中。サラサラとした羽が美しい。
ヒヨドリもソメイヨシノで食事中。
おまけ:植物園に隣接した敷地にある古い建物は旧東京医学校本館(重要文化財)。
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