以前は何年かに一度は寒い(涼しい)夏があったものだが、温暖化の影響からか最近は毎年のように酷暑の夏を耐えなければならなくなっている。今年のアジサイの季節もあっという間に過ぎてしまった。
夕暮れ時に降った俄雨の後、立派な虹が出た。
ベランダのネムノキは今年も花を咲かせてくれたが花の時期は短かいようだ。
ネムノキの花の甘い香りに誘われて様々な虫が来る。アオドウガネは一番の大食漢。ムシャムシャと花を食べている。
ネムノキの下を這っている小さな甲虫に気付いた。撮影して色々調べても種類がわからなかったが、ひょんなことからコスナゴミムシダマシという種類であることがわかった。なかなか愛嬌のある顔だ。
夜間の照明に誘われてやってきた虫たちが、翌朝には壁にじっと止まっている。
小さいが美しい色彩のこの蛾はキモントガリメイガのようだ。この種の蛾は腹部を釣針のように曲げて止まる。何とも不思議な形だ。
次はぐっと渋い色合いのヨモギエダシャク。今年はやたらと目につく。
ナラ枯れして伐採されてしまったコナラの大木の切株に大きなキノコが生えた。このキノコに瑠璃色の小さな甲虫がいるのに気付いた。調べるとルリオオキノコ(オオキノコムシ科)という種類。
ルリオオキノコは主にクジラタケというキノコを食べるとのことから、キノコの種類も判明。名前通りの大きなキノコだ。
朝の散歩コースではナワシロイチゴの実がすっかり熟して目立つ。試しに一つ食べてみたがあまり美味しくはなかった。
ウグイスはもう夏の盛りだというのにまだ元気に鳴いている。
林の脇の道でゴマダラチョウを見つけた。めっきり減ってしまった種類なので会えて嬉しい。
ヤマトタマムシにもずっと会いたいと思っている。その機会には全く機会に恵まれないが、道に死骸があった。体はアリにすっかり食べられてしまったらしく美しい翅だけが残っている。踏まれて壊れてしまったら勿体ないので家に持ち帰って飾った。今度は生きたタマムシに会いたい。
葉の上にいた小さな虫を撮影して拡大してみたら、マルアワフキというアワフキムシの一種。セミを小さくしたような愉快な姿。
日陰にはフタホシシロエダシャクがじっと止まっていた。