2025年1月24日金曜日

2025年1月12-22日 近所の緑地、里山

日の入りが大分遅くなってきたためか、特に夕暮れ時には春が近づいてきたことを感じさせる。

ソシンロウバイは早くも開花が始まって辺りに優雅な香りを漂わせている。



コブシの蕾は少しずつ膨らんでいるようだ。



ヤマコウバシは、春まで残る葉と冬芽が同居している。



ムクロジの梢には橙色の実が沢山ぶら下がっている。羽根つきの羽根の黒い珠は、この実から取り出した種が用いられていたとのこと。



ハリギリの棘は大きくて痛そう。先端の芽も力強い。



クレマチスの種はきめ細かい綿毛で覆われている。



トネアザミの実はすっかり乾燥して金属工芸のブローチのよう。



田圃の中に立ち枯れているのはヒメムカシヨモギだろうか。姿が面白い。



地面に降りた霜が七色に光る。



すぐ傍に止まってこちらの様子を見るとても人懐っこいアオジ(メス)がいた。




おまけ

地域情報誌に連接バス(タンデムライナーと名付けられている)の記事を妻が見つけ、面白いから乗りに行こうということになった。青葉台駅から日体大前までが運行区間。青葉台駅から乗り込み一番後ろの席に座った。交差点を曲がるときには前の車両が脇の窓から見えて、まるで路面電車のような光景。



降りて横から眺めるとその長さを実感する。全長は18mとのことで鉄道車両1両分くらいある。



連接部は巨大な蛇腹のようなもので覆われている。


 

2025年1月10日金曜日

2025年1月2-10日 近所の緑地、里山

今年の年明けは昨年のような大災害も無く何とか無事に過ぎたようだ。正月なのでまずは富士山の写真を載せる(1/4の朝、自宅窓から望遠レンズで撮影)。



冷え込んだ朝、谷戸の田圃はすっかり凍った。



池にも氷が張った。



枯れたシモバシラ(シソ科)には繊細な氷の芸術ができていた。枯れた茎が地中から吸い上げた水分が凍ることで発生する。従って、低温だけでなく地面が適度に湿っていることが発生の条件とのこと。数日前に久しぶりに雨が降った後に冷え込んだことで好条件になったのだろう。もっと低温にならないと見られないと思っていたが、ともかく見られてラッキー。



霜が降りた落葉の色合いもなかなか芸術的。



真冬になって野山は彩りが乏しくなったが、頑張って残っている葉に陽が透ける色合いが美しい。

スイカズラ



ミツバアケビ



様々な実も冬らしい風情。

カキの木には実がびっしり。誰も取らないところをみると多分、渋柿。



サンシュユの実は少し萎れたが陽を浴びて輝いている。



マユミの実はやさしい色合い。



ツルウメモドキの実は黄色と赤の取り合わせが印象的。



センダンにはびっしりと実がなっている。



裂けたヤマユリの実の造形が面白い。裂目が繊細なレース状になっている。



冬芽もなかなか魅力的。

ダンコウバイの冬芽は淡い桃色で繊細な感じ。



クロモジの冬芽はキリスト教の百合の紋章にそっくり。



イヌシデの冬芽は去年の実の柄が残っていて面白い。



コウヤボウキの花はすっかりドライフラワーになって美しい造形。



エナガがせわしなく梢から梢に移りながら食事していた。かわいらしい。