自宅のすぐ近くを歩いていたら青いシジミチョウが飛んできて近くに止まった。ウラナミシジミかなと思いながら見てみると少し様子が違う。もしや最近話題のクロマダラソテツシジミではと思い、急いで自宅からカメラを持ち出し撮影したところクロマダラソテツシジミに間違いないことがわかりとても嬉しかった。
ところが、その翌日、昨日の場所の傍の草地のあちらこちらでクロマダラソテツシジミを確認した。なぜこんな所に沢山いるのかと周りを見渡すと、すぐ近くに植栽された数本のソテツを発見。以前からあったのだがこれまで全く意識していなかった。夏の間に何らかの気象条件で南から飛ばされて来たものが一時的に定着したのだろう。さらに、家の近くばかりではなく、少し離れた緑地や里山でも確認できた。相当な個体数が発生したようだ。しかし、低温には耐えられないとのことなので、寒さの訪れと共に絶えてしまうのだろう。何はともあれ、このタイミングで観察できてよかった。
オスの翅表はツバメシジミと似ているがより鮮やかで美しい。
メスの翅表はウラナミシジミに似たデザインだが、色合いがはっきりしていてなかなか魅力的。
ツバメシジミも健在。朝の光を受けてチカラシバに止まる姿は絵になる。
暖かい日にはタテハチョウの仲間も活動的。アカタテハはとても鮮やか。
ルリタテハはアカタテハと対照的な寒色系デザイン。
翅を閉じると見事な保護色。
ツマグロヒョウモンのメスは大変鮮やか。
コミスジは可愛らしい。
林の下にはホソミイトトンボがひっそりと止まっている。冬を越して来年の春には美しい青色に変身する。
カントウヨメナは秋らしい風情。
ヤクシソウもこの時期らしい。
林の中では赤い実が目立つ。ガマズミの実が青空に映える。
鮮やかな緋色の実を付けているのはハダカホオズキ。
ヒヨドリジョウゴの実は豊作だ。
赤くはないがホウチャクソウの実も味わいがある。
クモの巣が光を受けて輝いていた。